かんとんほうけい手術の全知識|種類・費用・術後の注意点まで徹底解説

かんとんほうけい手術の全知識|種類・費用・術後の注意点まで徹底解説 ほうけい手術

かんとんほうけいは、包皮が亀頭の根元で締め付けられて元に戻らなくなる状態で、放置すると壊死のリスクもある緊急性の高い症状です。

かんとんほうけい手術は、この状態を根本的に解決する治療法であり、環状切開術や背面切開術など複数の術式があります。

手術は保険適用となるケースが多く、費用は3〜5万円程度です。

本記事では、かんとんほうけい手術の種類から費用、術後の注意点まで、治療を検討している方が知っておくべき情報を詳しく解説します。

かんとんほうけいとは

かんとんほうけいは包茎の中でも特に危険性が高い状態で、包皮を無理に剥いたときに包皮が亀頭の根元で締め付けられ、元の位置に戻せなくなる症状です。

血流障害を引き起こすため、早急な処置が必要となります。

かんとんほうけいの症状

かんとんほうけいになると、以下のような症状が現れます。

  • 亀頭の根元が包皮で強く締め付けられる
  • 激しい痛みや腫れが生じる
  • 亀頭が紫色や黒色に変色する
  • 排尿が困難になる
  • 時間が経つと壊死のリスクが高まる

特に発症後数時間以内に対処しないと血流障害が悪化して組織の壊死につながる可能性があるため、すぐに医療機関を受診する必要があります。

真性包茎・仮性包茎との違い

包茎にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

種類 特徴 緊急性
真性包茎 包皮が剥けない状態 低〜中
仮性包茎 手で包皮を剥ける状態
かんとんほうけい 包皮が戻らなくなる状態

真性包茎や仮性包茎は日常生活に大きな支障がなければ緊急性は低いですが、かんとんほうけいは即座に治療が必要な状態です。

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かんとんほうけい手術の必要性

かんとんほうけいを繰り返す場合や真性包茎でかんとんほうけいのリスクがある場合には、根本的な治療として手術が強く推奨されます。

手術により包皮を適切な状態にすることで、再発を防ぐことができます。

放置するリスク

かんとんほうけいを放置すると、以下のような深刻なリスクが生じます。

  • 組織の壊死: 血流が長時間遮断されると、亀頭や包皮の組織が壊死する
  • 感染症: 壊死した組織から細菌感染が広がる可能性がある
  • 機能障害: 壊死が進行すると、性機能や排尿機能に永続的な障害が残る
  • 切断の可能性: 最悪の場合、壊死した部分の切断が必要になることもある

これらのリスクを避けるためにも、かんとんほうけいの既往がある方は予防的な手術を検討すべきです。

手術が必要なケース

以下のような場合には、かんとんほうけい手術が必要と判断されます。

  • かんとんほうけいを過去に経験したことがある
  • 真性包茎で包皮口が狭く、かんとんほうけいのリスクが高い
  • 包皮炎を繰り返している
  • 性行為時に痛みや不便を感じる
  • 衛生管理が困難で感染リスクが高い

泌尿器科の医師に相談し、適切な診断を受けることが重要です。

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かんとんほうけい手術の種類

かんとんほうけい手術にはいくつかの術式があり、患者の状態や希望に応じて最適な方法が選択されます。

主な手術方法として環状切開術と背面切開術があり、それぞれに特徴があります。

環状切開術

環状切開術は、包皮を輪状に切除する最も一般的なかんとんほうけい手術の方法です。

手術の特徴

  • 余分な包皮を環状に切り取る
  • 手術時間は30分〜1時間程度
  • 局所麻酔で行われることが多い
  • 傷跡は亀頭の付け根に環状に残る

メリット

  • 再発のリスクが低い
  • 仕上がりが自然で美容的にも良好
  • 衛生管理がしやすくなる

デメリット

  • 術後の腫れや痛みが数日続く
  • 完全に回復するまで2〜3週間かかる

背面切開術

背面切開術は、包皮の背面を縦に切開して包皮口を広げる手術方法です。

手術の特徴

  • 包皮を完全に切除せず、包皮口を広げる
  • 手術時間は20分〜40分程度
  • 包皮を残したい方に適している

メリット

  • 手術時間が比較的短い
  • 包皮の感覚を残せる
  • 回復が早い

デメリット

  • 環状切開術に比べて美容面で劣る場合がある
  • 症状によっては適応できないことがある

その他の術式

上記以外にも患者の状態に応じて以下のような術式が選択されることがあります。

  • 亜鈴状切除術: 包皮の一部を亜鈴型に切除する方法
  • ドーナツ型切除術: 包皮を二重に切除する方法
  • レーザー手術: レーザーを用いて出血を抑えながら切除する方法

どの術式が適しているかは、医師の診察と相談により決定されます。

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かんとんほうけい手術の流れ

かんとんほうけい手術は日帰りで行われることが多く、術前の準備から術後の経過まで、一連の流れを理解しておくことで安心して手術に臨めます。

手術自体は比較的短時間で終わり、入院の必要はほとんどありません。

術前準備

手術前には以下のような準備が必要です。

診察・カウンセリング

  • 医師による診察で症状の確認
  • 手術方法の説明と選択
  • 費用や術後の経過についての説明
  • 同意書へのサイン

検査

  • 血液検査
  • 感染症の有無の確認
  • アレルギーの確認

当日の注意事項

  • 患部を清潔にしておく
  • 締め付けない下着や衣服を着用
  • 食事は通常通り摂取可能(局所麻酔の場合)

手術当日

かんとんほうけい手術当日の流れは以下の通りです。

  1. 受付・着替え: 病院で受付を済ませ、手術着に着替える
  2. 麻酔: 局所麻酔を注射する(注射時に多少の痛みあり)
  3. 手術: 選択した術式で手術を実施(30分〜1時間)
  4. 包帯・ガーゼ: 患部に包帯やガーゼを巻いて保護
  5. 術後説明: 注意事項や薬の飲み方の説明を受ける
  6. 帰宅: 問題がなければそのまま帰宅可能

手術中は麻酔が効いているため痛みはほとんど感じませんが、医師とコミュニケーションが取れる状態です。

術後の経過

かんとんほうけい手術後の一般的な経過は以下の通りです。

術後1〜3日

  • 痛みや腫れが最も強い時期
  • 処方された痛み止めを服用
  • ガーゼ交換が必要な場合も

術後1週間

  • 腫れが徐々に引いてくる
  • 抜糸が必要な場合は来院(吸収糸の場合は不要)
  • シャワーは医師の許可が出れば可能

術後2〜3週間

  • 日常生活にほぼ支障がなくなる
  • 軽い運動は可能になる
  • 性行為はまだ控える

術後1ヶ月以降

  • 完全に回復
  • 性行為も可能になる
  • 激しいスポーツも再開可能

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かんとんほうけい手術の費用

かんとんほうけい手術の費用は、保険適用か自由診療かによって大きく異なります。

緊急性があったり医学的に必要と判断されたりした場合は保険適用となり、費用負担が軽減されます。

保険適用の場合

かんとんほうけい手術が保険適用になるケースと費用の目安は以下の通りです。

保険適用となる条件

  • かんとんほうけいを実際に発症した
  • 真性包茎で医学的に手術が必要と判断された
  • 包皮炎を繰り返している
  • 排尿障害がある

費用の目安(3割負担の場合)

項目 費用
手術費用 20,000〜30,000円
診察・検査費用 5,000〜10,000円
薬代 2,000〜5,000円
合計 30,000〜50,000円

保険適用の場合、高額療養費制度を利用できる場合もあります。

自由診療の場合

美容目的や仮性包茎の手術は保険適用外となり、全額自己負担となります。

費用の目安

  • 手術費用: 100,000〜300,000円
  • クリニックによって価格差が大きい
  • 術式やアフターケアの内容で変動

自由診療のメリット

  • 美容面を重視した仕上がりが期待できる
  • 予約が取りやすい
  • プライバシーに配慮された環境

ただし、かんとんほうけいの治療目的であれば、保険適用の病院を選ぶことをお勧めします。

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かんとんほうけい手術後の注意点

かんとんほうけい手術後は、適切なケアと生活習慣の管理が重要です。

医師の指示に従い以下の注意点を守ることで、合併症を防ぎスムーズな回復が期待できます。

日常生活での注意点

  • 清潔を保つ: シャワーは医師の許可が出てから、患部を優しく洗う
  • 刺激を避ける: 締め付けの強い下着や衣服は避ける
  • 勃起の管理: 夜間勃起で傷口が開くことがあるため、処方された薬を服用
  • 飲酒・喫煙: 術後1週間は控える(血流に影響するため)
  • 入浴: 術後2週間程度は湯船への入浴を控える

運動・性行為の制限

  • 術後1週間: 激しい運動は避ける
  • 術後2週間: 軽いウォーキング程度なら可能
  • 術後1ヶ月: 性行為やマスターベーションは控える
  • 術後1ヶ月以降: 医師の許可が出れば通常通りの生活が可能

こんな症状があれば受診を

  • 強い痛みが続く
  • 発熱(38度以上)
  • 患部から膿や異臭がする
  • 出血が止まらない
  • 患部の腫れが悪化する

これらの症状は感染症や合併症の可能性があるため、すぐに手術を受けた医療機関に連絡してください。

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よくある質問5選

1.かんとんほうけい手術は痛いですか?

手術中は局所麻酔が効いているため、ほとんど痛みを感じません。

術後は痛みや腫れが生じますが、処方される痛み止めで管理できる程度です。

個人差はありますが、多くの方は術後2〜3日で痛みが軽減します。

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2.手術跡は目立ちますか?

環状切開術の場合、亀頭の付け根に環状の傷跡が残りますが、時間の経過とともに目立たなくなります。

術後3〜6ヶ月で傷跡はかなり薄くなり、1年程度でほとんど分からなくなることが多いです。

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3.仕事はいつから復帰できますか?

デスクワークであれば術後2〜3日で復帰可能です。

立ち仕事や体を使う仕事の場合は、1週間程度休養することをお勧めします。

ただし、患部に刺激や圧迫を避けるよう注意が必要です。

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4.かんとんほうけい手術後に性機能は低下しますか?

適切に行われた手術であれば、性機能が低下することはありません。

むしろ、包皮による締め付けや痛みがなくなることで、性行為がより快適になるケースが多いです。

完全に回復した後は、通常通りの性生活が送れます。

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5.未成年でも手術できますか?

未成年でもかんとんほうけい手術は可能ですが、保護者の同意が必要です。

特に真性包茎でかんとんほうけいのリスクが高い場合は、早めの治療が推奨されます。

成長期の場合、医師と相談して手術時期を決定します。

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